コベルコさんがクランプメーターを付けているので、コンプレッサーの動作がどうなっているのか気にして見ていたら何かおかしい。
おかしいのは別にクランプメーターを付けたからでは無い、別次元のおはなし
朝、電源を入れた直後は小さい方と大き方のコンプレッサー2台が同時に動き、蓄圧タンクが規定圧に達すると大きい方が先に止まり遅れて小さい方が止まる。
まぁこれは圧力スイッチの設定でどうにでもなるが…
タンクの圧力が低くなると再び両方が同時に動き出すか、小さい方のコンプレッサーが先に動くのが理想ではあるが、大きい方のコンプレッサーが先に動き出し結果小さい方のコンプレッサーが動こうとしない
これでは小さい方のコンプレッサーが朝一に動くだけで意味がない。通常は毎分400リッターの小さいコンプレッサーで賄いエアー工具の様な大量にエアーを消費する時など、蓄圧タンクの圧が低くなった時に毎分1500リッターの大き方のコンプレッサーが助っ人で動くのが理想的だと思うが… コベルコさんがどう言う診断するのか楽しみではあるが。機械寿命を考えるのか、電力の効率を考えるのか、どれが正解なのだろう・・・
まぁこれの話は置いておいて…
大きい方のコンプレッサーの下限圧力を下げてみたが小さい方のコンプレッサーがどうしても動かない。???
元圧なので大体5kgfくらいで既に回っていないとマシニングが止まってしまう。アラーム出なくともシャッターが開かないなど不具合が生じる。2、3kgf/㎠になると多分NCの機械アラームが出るはずだ
小さい方のコンプレッサーの圧力スイッチ調べてみた
なんか常時シューシュー言ってるぞっ! _| ̄|○ 壊れてる? 7.5kgf/㎠あたりの圧力でちゃんと切れるので完全には壊れてはいない様だが
とりあえず圧力スイッチを取り外す
2接点あるが使っているのは片方だけ
ひび割れたゴム。多分ゴムだと思うが朽ちてカチカチ、触ると炭の様な塊がぽろりんと落ちる
金属のダイヤフラムは特に割れもないようだ
上限の圧はネジで調整出来る様だが下は調整ネジなど見当たらない。基本調整不可の様だ。
ダイヤフラムのところの押さえの板厚で若干は出来るかもしれない(想像)
ダイヤフラムの所を押さえてるゴムが酷くひび割れている これか。空気を圧縮すると熱が出る、モーターの熱もあるしオイルも上がってくるだろ。もう40年近く動いている。私と同じであらゆる所にガタが来ている。特に樹脂、ゴムはダメだねぇ
圧力スイッチ交換しても10,000円位だろうけどバラして原因も掴めたので直してやろう
カインズ行ってゴム板買って来よう
2ミリ厚か? 中央は3mm位ありそうだが…
残念な事に1ミリと3ミリはあるが欲しい2ミリは置いていなかった。とりあえず1ミリ2枚と3ミリを1枚買って帰る。1枚100円ちょい。3枚買っても500円もしない 普通のゴムはもっと安かったが、耐候耐熱耐油の売り文句に釣られ高い方を選択
1ミリのを丸く切ってやってみた。空気ダダ漏れ _| ̄|○ 薄過ぎたようだ。 やはり2ミリは必要か・・・
3㎜厚も作ってみたが組めない。ゴムだから多少は潰れて組み上げる事が出来るのではと思ったが甘かった。
_| ̄|○
外周近くの厚みが2㎜なら組めそうなのでサンダーで適当に削る。
なんとか組めた (^^)v
テストで圧掛けても漏れはない様だ。ひび割れもない新しいゴムなので密着するので当然だろうけど
1㎜のを2枚作って貼り合わせてみようかとも思ったが、早く動かしたかったしこのままでも十分問題なさそうなのでこのまま実装、運転再開する事にした 取り敢えずめでたし めでたし
以前この圧力スイッチをデジタル圧力計に換えてやろうと思っていたが、電源を別途作らないといけなかったので挫折した。ちょっとした物が高くつく、電源の置き場所も作らにゃならんし・・・面倒くさいのと意外に高くついてしまうので諦めた。動作圧のばらつきさえ我慢すれば機械的な圧力スイッチって、考えてみれば安くてコンパクトだよなぁ・・・
今のコンプレッサーはどのメーカーもスクロールでおとなしく、オイルフリーで高効率、メンテフリーになっているんだろうなぁ・・・デジタル化されているんだろうなぁ
買わんけど