オミクロンの話ではなく0.001mm ミクロンのお話。加工品の画像は契約上公開できないのでご勘弁を m(__)m
久しぶりにミクロンの測定器を使う仕事。測定器を使うには段取りが必要
空気マイクロは綺麗な空気が必要
5ミクロン、0.3ミクロン、0.01ミクロンこれは測定機直前のフィルター。
ここに至るまでにも何個も同等のものがついているけど… 念の為
ゼロ設定はいつもながら面倒な作業、倍率とゼロ設定の繰り返し、大範と小範の間がリニアに指示する迄調整
測定機メーカー違ってもほぼ同じ構造、倍率調整ダイヤルとゼロ設定ダイヤルを使って調整
基本は基準ゲージ寸法との比較。これは3次元測定機はじめ全ての測定機に言えること
今回使う倍率は5000倍なので1ミクロンは5ミリになる。一目盛り0.001、間隔5ミリと言うことか
調整校正後はリングゲージに書かれてあるミクロンがはっきりと安定して読み取れる。恐ろしやエアーマイクロ
ミクロンになると当たり前だが、面粗度も限界まで。ドリル後のカットは振れ取りカット後
超硬リーマ、超硬リーマ、ダイヤモンドリーマ、ダイヤモンドリーマで仕上げる。
面粗度は測定した事は無いが、うちの一般的な表面粗さ測定機、サーフテストではおそらく測定限界のはず。
でも、いち度測ってみようかな… ほぼ鏡面なので意味ないかな…
径寸法自体は結構公差設定で採られているので気は使わない。20ミクロン位あったかな? 楽々 ♪♪
一つの穴に対し工具を6本も7本も使って加工しているのだから20ミクロン内に入れるのは容易い作業
むしろ真円度に神経を集中させている。真円度公差2ミクロン内だったか。鏡面にくすみなどがある状態では経験上アウト!
ミクロンとはそういう域の話。ちゃんと測れてはじめてミクロンの話が出来る
径はエアーマイクロで測定後、この後真円測定機で計測することに。
エアーマイクロでも測定方向を90度、180度とくりくりと回して計測してやっても荒方なら分かるけどね…
真円測定の話は長くなるのでまた今度にしよう